長い期間、内省を続けてきた。
自分はどうして自分のことが嫌いなのか。
なぜ”普通”に生きることができないのか。
どうしてこんなにもうまくいかないのか。
生きることを諦めようと、数えきれないほど思った。でも、”素敵な人間”になりたいと願い、来る日も来る日も自分を見つめ直した。
私は何が好きなのか。どうしてそれが好きなのか。
なぜこういう性格なのか。生まれつきなのか、後天的なものなのか。
どういうことに心が動くのか。
そして、どう生きていきたいのか。
そして分かった。
”私は人のため、誰かのためにこの人生を使いたい”のだと。
目の前にいる人たちを笑顔にすることはできる。それは今までの人生で既に経験した。
私は、それだけじゃ満足しないと率直に思った。
今の私は友人が居ない。
頼れる人は両親くらいしかいない。
天涯孤独という人生を歩んでいないし、今も帰りたいと思ったら帰ることができる場所がある。
でも、心はいつも孤独だった。
学生の頃の同級生や会社の元同僚たちは、普通に仕事をして、パートナーや子ども、仲間たちに囲まれて、皆幸せそうに見えた。
彼らと自分を比較して、苦しかった。
だけど、もう大丈夫。
自分が孤独であることを受け入れ、どういう人間なのか理解できてきた。
そして、自分の事が好きになってきた。
そんな私がしたい生き方、それは、
”自分を嫌いだという人たちの心に、そっと灯をともすこと”
私は”心の灯台守”となり、今までの人生で得たことを「言葉」にしていきたい。
これは自分の事が大嫌いだった私だからできること。
届けたい人に理想の形で届くとは限らない。
だけど、きっと誰かの”灯”となることを信じて。
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